鐘楼・鼓楼は共に地安門外大街にあり、北京の中軸線の北の方に位置し、700年余りの歴史を持っている。
鐘楼は北京の中軸線の北端の印、元の大都城時代、鼓楼の北100メートルのところに建てられ、高さ33メートルの煉瓦造りの楼閣、基礎の台も含めると47.95メートルもあり、灰色の壁と緑の瓦、漢白玉石の欄干で囲まれている。
鼓楼は地安門北の鼓楼大街の中心に聳え、元の至元9年(1272年)、鐘楼と向かい合わせの姿で創建され、敷地面積約7000平方メートル、高さ46.7メートル、基礎の石台も4メートル、赤銅色の壁と黄色い瓦の大きな建物である。
記載によると、昔は一日2回、寅時(5時)と戌時(19時)に鐘と太鼓を108回鳴らし、時を告げたという。108回鳴らすのは、除夜の鐘が1年の108の煩悩を払うのと同じように、一日の108の煩悩を払うという意味があったからである。