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孔子廟と国子監

孔子廟(旧首都博物館)
 孔子廟は、1302年に建てられた儒教の開祖で偉大な思想家の孔子が祭ってあるところ、山東省の曲阜の孔廟に次ぐ規模を持っており、敷地面積2万平方メートル以上もあり、1981年から2005年まで北京の歴史を解説する首都博物館として利用されていた。
 乾隆帝の時には、屋根が皇帝専用の黄色の瑠璃瓦に葺き替えられ、孔子の権威が一段と高められたのである。
 敷地内には中庭4つ、元、明、清朝に科挙に合格した5万人以上の進士の名を記した石碑198基も並び、周囲に植えてある柏の古木が生い茂り、時間が止まったような静寂な雰囲気が漂っている。

国子監
 安定門東側にある国子監は、フビライが「左廟右学」の伝統思想に則り、1306年に創建された元・明・清時代の最高学府である。当時、モンゴル族の学校であったが、明・清時代には高級官僚養成のための大学になってきた。学生は全国各地からの府、州、県の学校から送り込まれた優等生で、「監生」と呼ばれ、最優秀者は科挙に関係なく官僚階層に採用されたという。国子監は、数多くの貴族層の子弟達を養成した場のみならず、高麗、ロシア、日本から留学に来た学生達の教育も担当したところである。
太学門の東側には、12年を掛け完成した「十三経」の全文が刻まれた石碑190基あり、周囲に植えてあるコノテ柏が高く生い茂り、落ち着いた雰囲気に囲まれている。
 国子監には、集賢門、辟雍殿、牌坊、修道堂、正義堂、敬一亭、琉球学館の遺跡などの見所が点在している。

孔子廟・国子監博物館
 孔子廟、国子監は、北京唯一の牌楼街である国子監街に位置し、元代に創建され、元・明・清三代を経て、今日保存されてきた貴重な文物建物である。ただし、新中国成立後、北京孔子廟と国子監は、それぞれ首都図書館と首都博物館として使用されてきたのである。
 北京市政府は、文物の修繕に5000万元を投資してから、長期以来、分別管理の「左廟右学」を一つの博物館にし、百年以来始めて綜合文物として開放させることができた。
 現在、新孔子廟・国子監博物館には、「大哉孔子展」、「孔子廟の歴史変遷」など6つの専門展覧が開催されている。

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