藕園は東園や動物園の近くにあり、2000年に世界遺産に登録された。
もともとは陸錦という人が建造した”渉園”であるが、1874年に沈秉成という人が買い取って自宅にし、沈夫妻がここを隠居としたため”藕園”(藕は偶と発音が同じOu)と改名された。1941年に劉国鈞がここを買い取り、1955年に蘇州市の人民政府に寄贈し、1961年に蘇州市園林管理処の管理下におかれ、修復工事のあと一般公開された。
庭園の総面積は8,000㎡。家屋が中央にあり、庭園は東花園と西花園に分かれ、庭園と家屋の間は走馬楼によって結ばれている。 これは蘇州にある庭園の中でも独特。東花園は山と池が中心で”黄石假山”などがあり、メインは”城曲草堂”で、他にも”戴酒堂”や”山水間”などもある。西花園には”織簾老屋”があり、精巧な”蔵書楼”もある。