ホーム>中国観光案内>都市別案内>HangZhou 杭州>主な見どころ

六和塔と銭塘江

 杭州の南を流れる銭塘江に面して建つ。七層八角。高さは60メートル。
 北宋の時代の970年、呉越王・銭弘俶が銭塘江の高潮を鎮めるために建てた。
 現在の塔は、南宋の1153年の再建である。上からは、銭塘江の流れを一望することができる。
 銭塘江は長さ605キロの堂々たる大河、浙江、安徽、江西省境にある懐玉山脈に源を発し、桐江、富春江と名を変えながら浙江省の北部を東流し杭州湾に注ぐ。銭塘江とは、一般に、杭州から河口までを指す。
 満潮時に潮流が津波のように川をさかのぼる海嘯とよばれる現象で知られる。河口がらっぱ状の形になっているために起こる現象である。最も激しいのは、毎年、旧暦の八月十八日前後。満潮の時に、三メートルを越える海水が河を時速25キロのスピードで遡る。大変な迫力である
霊隠寺
 西湖から西へ数キロの山中にある。開山は326年。インドの僧・慧理による。慧理がここは仙霊が隠れているところだ、と言ったことから霊隠寺と名づけられた。
 禅宗のお寺である。五代十国の時代(十世紀)には三千人の僧が修行をしていたという。
 寺の南側の峰は飛来峰という。開山であるインドの僧・慧理がこの地を訪れたとき、「あれは天竺の霊鷲山の小峰ではないか。どうしてここに」と感嘆したことから飛来峰の名が付き、また、霊隠寺が建立されることになったという。そのしたの岩場に五代から宋にかけて石窟が造営され、石刻像が彫られている。青林洞、玉乳洞、龍泓洞などの石窟があり、そこに彫られた石仏の数は380におよぶ。このなかで有名なのは青林洞の弥勒仏像である。

銭塘江
 銭塘江は、中華人民共和国浙江省を流れる河川で、仙霞嶺山脈を源として杭州湾に注いでいる。全長688㎞。流域面積5.58万平米。別名浙江、折江、曲江、之江、羅刹江。
 折江や曲江の名前が著すように蛇行した河で、ラッパ状に開いた河口に流れ込む。古くから知られた川で春秋時代の越の国の記録に登場する。隋の時代には大運河によって長江と結ばれた。南宋が都を臨安(今の杭州市)においてからこの川の流域は発展する。

海嘯
 その河口では海嘯が発生することで有名であり、范仲淹の作品など多くの詩文に登場する。今でこそ日本では海嘯といえばアマゾン川のポロロッカが有名となっているが、漢字文化圏では古くからこの銭塘江の海嘯が有名であった。

銭塘江に特大型橋梁群がそびえ立つ
 銭塘江に7つの橋梁があり、1937年竣工の銭塘江大橋は最も早く建てた橋である。その銭塘江大橋は道路・鉄道兼用の橋として中国の近代橋梁の前例をつくった。その後、この道路・鉄道兼用の橋から15キロの下流で、相次いで銭江二橋、銭江三橋が開通した。
 その後銭江六橋と呼ばれている杭州下沙大橋を造られ、銭塘江大橋から約25キロの下流にあり、全長8230メートル、広さ34.5メートル、銭塘江で、最も長く、最も広い大橋である。銭塘江の満潮強度の最も強いところにかけてある大橋は直接、上海-杭州、杭州-寧波、杭金キョ高速道路と結ばれ、123キロの杭州市都市の環状高速道路の制御的プロジェクトだといわれている。さらに現在、銭塘江大橋から5キロの上流と下流で、銭江五橋(袁浦大橋)と銭江四橋(復興大橋)も建設された。

ご質問&返答

質問する
  • ご質問:
  • お名前:
  • Eメール:
関連ツアー
お問い合わせ
  • ご芳名:
  • Eメール:
  • 内容: