黄山(安徽省) -- 安徽省南部に位置する世界文化・自然複合遺産および世界ジオパークである黄山風景区は、12月1日から冬季メンテナンスを開始し、主要な観光名所の一部が一般公開を停止した。
黄山風景区を代表する二大名所である西海峡谷と天都峰は、冬季メンテナンスのため一時閉鎖され、同期間中は風景区の西門も閉鎖される。再開時期は追って発表される予定である。また、黄山三大主峰の一つである蓮花峰は、定期的な生態保護を目的とした輪番休養の一環として、引き続き閉鎖されたままとなる。
「白雲谷」とも呼ばれる西海峡谷は、黄山風景区西部に約15キロメートルにわたって広がり、断崖絶壁、奇岩怪石、せせらぎなど、雄大さ、荘厳さ、幽玄さで知られる景観が特徴である。天都峰は風景区南東部に位置し、光明頂、蓮花峰と並んで黄山三大主峰に数えられる。古来「群仙所都(仙人たちの都)」と称され、その天に聳える姿から名付けられた。
今回の閉鎖は、冬季の観光安全を確保し、人気景点の生態資源を保護するための措置として実施されている
