12月4日2時19分、中国東方航空の「国家博物館」テーマ機が上海浦東国際空港を離陸し、282名の乗客を乗せてオークランド経由でブエノスアイレスへ向かった。これにより、新路線「上海~オークランド~ブエノスアイレス」線の運航が正式に開始された。
全長約2万キロのこの路線は、上海と南米主要都市を結ぶ直行便の空白を埋めるもの。ボーイング777-300ERが運航し、上海発は月曜・木曜、復路は火曜・金曜に運航。欧州や北米経由の場合の約30時間から約25時間に短縮され、時差面でも有利な条件となっている。
特別デザイン機体には6種類の文物意匠が施されている。飛行には「千秋万歳」尊の複製品が同乗し、就航式典ではアルゼンチン要素と『ズートピア2』のIPが融合された。乗客には文化関連の記念品が贈られ、ビジネスクラス・ファーストクラス旅客には孝端皇后鳳冠を模したマグネットも配布された。機内では「タンゴ・スパーク」ドリンクやアルゼンチン産赤エビなどの特別メニューが提供される。
