ロシアのアエロフロート航空は、上海浦東国際空港とロシア・ハバロフスクを結ぶ直行便を2025年12月24日に新規開設すると発表した。新路線は、中国とロシア極東地域間の人的交流や経済連携の強化に寄与するとみられる。
アエロフロートの運航スケジュールによると、週3便の運航を予定しており、ハバロフスク発(上海浦東行き)は水曜と日曜、上海浦東発(ハバロフスク行き)は月曜と木曜に設定されている。旅客の快適性を確保するため、近代的な近距離機材が投入される見込み。
ハバロフスクはロシア極東連邦管区の交通・経済の要衝であり、従来はモスクワなどでの乗り換えが必要だった。直行便の開設により、移動時間の大幅短縮と越境移動の効率化が期待される。
今回の新路線は、アエロフロートの中露路線網拡大戦略の一環。両国間の経済・貿易・観光交流の拡大を背景に、同社は越境移動の利便性向上需要に対応するため、直行便の運航頻度増加を進めている。
