今月28日から年末まで、鉄道部門は都市間鉄道28本の一部高速鉄道の乗車料金を引き下げ、一部路線では20%引きとする。また鉄道部門は、今後は市場の需給状況に基づき柔軟に調整し、「変動相場制」の試行を進めていくとしている。央視財経が伝えた。
◆鉄道部門は一部高速鉄道の乗車料金を引き下げ、最大20%引き
鉄道乗車券予約購入サイト「12306」に接続したところ、27日の広州南から珠海までのD7261列車は、一等席の価格は90元(1元は約17.15円)、二等席が70元だった。28日は一等席が72元、二等席が56元。鉄道部門は広州-珠海、丹東-大連、鄭州-開封などの都市間鉄道28本の一部高速鉄道の乗車料金を引き下げ、最大で20%引きになるとしている。
北京交通大学の馬敏書准教授は、「値下げにより乗客が利用に積極的になり、一部の乗客はピーク時を避けるため、確かな需要のある乗客に輸送力が残される。そうなれば鉄道全体の収益が拡大する」と分析した。
◆一部では価格上昇、京滬高速鉄道が変動制を採用
また最近の京滬高速鉄道の寝台高速鉄道の乗車料金を調べたところ、一部で価格が上昇していた。上海-北京の寝台高速鉄道D312列車の今週20日の価格を例とすると、650元から740元に上昇していた。専門家は、変動制の試行は2015年より始まっている。その料金調整は、鉄道ビッグデータの分析に基づいているという。
馬氏は、「鉄道部門は大量の調査を行い、乗客の支払いの意欲、値下げへの敏感度の研究を行っている」と話した。
専門家はまた、「京滬高速鉄道の乗車料金変動制は、月曜から木曜及び土曜を平日料金、金曜と日曜を週末料金とし、将来的に『変動相場制』を試行していくことになる」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年4月21日
(蔡)