所在地：河南省
認定年：2006年
概 要：
「殷」は、紀元前の中国において繁栄したと考えられている王朝である。現在のところ、殷の王朝は、学問的見地からもその実在性が証明されている中国最古の王朝だと言われている。時代的には、紀元前17世紀頃に興り、紀元前11世紀頃に滅びたのではないかと言われている。
この殷の時代に建造されたと考えられている古代中国の歴史を研究する上で非常に重要とされる建物が、中国の河南省に残されている。この建造物は、文化遺産としての価値を有していると認められて、2006年、「殷墟」として世界遺産に登録された。
殷墟は、文化や宗教関係において重要な役割を担っていたと考えられている。