南京は古くから養蚕業が盛んで、絹や錦などのシルク製品の都として栄えた。この地に南北朝時代(420-589年)に北方の中原地域から多くの優れた絹織り職人が移住してきたことにより、雲錦と呼ばれる絹織物が誕生した。 その後、元、明、清の3つの王朝(13世紀初~20世紀初)にわたり、雲錦は皇室の御用達品に指定され、皇帝、皇后をはじめとする皇室の衣装などは全て雲錦になった。
南京は古くから養蚕業が盛んで、絹や錦などのシルク製品の都として栄えた。この地に南北朝時代(420-589年)に北方の中原地域から多くの優れた絹織り職人が移住してきたことにより、雲錦と呼ばれる絹織物が誕生した。 その後、元、明、清の3つの王朝(13世紀初~20世紀初)にわたり、雲錦は皇室の御用達品に指定され、皇帝、皇后をはじめとする皇室の衣装などは全て雲錦になった。