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貴州トン(侗)族大歌
中国少数民族のトン族、古くから農耕を営み、自給自足で暮らしてきた民族の一つ。中国内に約300万人、そのうちの半数が貴州省に住むといわれている。 「世界遺産 時を刻む / 歌」(2/10)では、このトン族の『トン族大歌』が取り上げられた。500曲以上あるトン族大歌、文字を持たない民族の文化継承方法は歌によって...
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福建南音
「南音」は福建省泉州を発祥地とする伝統的な音楽である。使われる楽器は、琵琶、二弦、三弦、洞簫、拍版など、この他にチャルメラや鈴、銅鑼などの鳴りものもある。歌詞は福建省南部の方言の閩南語が用いられる。 起源は、304年西晋時代の内乱で中原地方から大規模な漢民族の移動があり、彼らが持ってきた農耕や紡績...
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蒙古族民謡「長調」
オルティンドーは、モンゴル語で〈長い歌〉という意味の民謡であり、ホーミーと並び遊牧民族モンゴル人を代表する歌唱法でもある。 特徴として「細かく装飾されたメロディを持つ32連から成る叙情的な民謡」とされ、東京藝術大学の梶浦靖子は「非拍節的な自由リズムにもとづく旋律で歌い演奏される」ものと評している。...
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新疆「ムカム」
マカームはアラビア語で「留まるところ」を意味し、「場所」「壇」「地位」などの意味で使われる普通名詞だが、中近東の音楽では特に音楽理論用語として使われ、「旋法の体系、システム」を意味する語である。 代表的なマカームはラースト。 ウイグル族伝統の音楽・歌・踊り。
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古琴
中国の古い伝統楽器。七弦琴(しちげんきん)とも呼ぶ。3000年の歴史がある撥弦楽器で、7本の弦を持つ。箏などと違い、琴柱(ことじ)はなく徽(き)と呼ばれる印が13あり、これに従い、左指で弦を押さえて右指で弾く。古琴演奏技は、2003年、ユネスコの無形文化遺産保護条約に基づく「人類の無形文化遺産の代表的な一覧...
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昆曲
中国の古典的な舞台演劇である戯曲の一形式、あるいは戯曲に使われる声腔(楽曲の曲調や演奏法、歌い方などの体系)の1つである。前者の意味で崑劇(こんげき)、後者の意味で崑腔(こんこう)とも言われる。現代ではもっぱら前者を指すことが多い。後者は明・清代の戯文や伝奇で用いられた。無形文化遺産保護条約の発効...
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