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高句麗前期の都城と古墳

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所在地:遼寧省、吉林省
認定年:2004年
概 要:

 遼寧省・吉林省に該当する地域には、かつて栄えた高句麗時代の物と考えられている遺跡が残されている。
 高句麗は紀元前の末期に興った国で、現在の中国に属する範囲のみならず、朝鮮半島においても大きな影響力を持っていたことで知られている。
 高句麗前期の都城と古墳として登録されている世界遺産の範囲には、遼寧省にある「五女山城(ごじょさんじょう)」や、吉林省にある「丸都山城(がんとさんじょう)」、「国内城」などの各城郭や、同時代に造られた複数の墳墓が含まれている。
 朝鮮半島および中国の歴史を考える上で、これらの高句麗時代の遺跡は貴重な物となっているが、それに加えて、古墳内の壁画は、芸術・文化的側面からも貴重な資料となっていると言われている。

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